ボム兵の人生について考えている。
ボム兵とはスーパーマリオブラザーズシリーズに登場する敵キャラクターだ。
彼らはプレイヤーを見つけると、突進してくる。
そしてプレイヤーは彼らを踏むと、頭頂部にある導火線に火がつき、数秒間動作が早くなった後、爆発して死んでしまう。
そしてマリオカートシリーズではアイテムボックスから登場し、使用するとたちまち爆発する。
自分の意思以外で死んでしまう人生、しかも死が確定して数秒間の猶予がある。
むごい。
彼らの人生に着いて考えてみよう。
誕生
彼らの出身はクッパ軍だと思う、なぜならクッパ軍は工業系に強い。
空飛ぶ船や、クラウン、列車などを作っている。
おそらくエンジニアとしてチョロプーを雇っているのだろう、彼らは工具で攻撃をしてくるためそうだと仮定させてもらう。
しかもボム兵の他にキラーなどの意思のある兵器を生産し軍の力として活用している。
生活
彼らの生態は分かっていない、ただマリオ&ルイージRPGシリーズにおいては言葉を発し、同僚と喋ったり意志をもって軍に従事する戦士だ。
しかも、彼らにはキングボム兵という上位の存在もいる。
王と名がつく存在なのでおそらく普通のボム兵とは別のラインで作られたのだろう、ただ作品内では敬われていたり、王として何かを全うしたりする様子は全く描かれていない。
最近、ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーを見た。
作品内ではキングボム兵が結婚式に参加する様子が描かれている。
その後、導火線に火がついてしまい大焦りするのだが、残りの導火線が少しになってしまったとき火を消すことを完全に諦めたのだ。
彼は生きようとしていた、生への渇望が見えた。
だが、諦めてしまった。
悲しい
悲しすぎる。
これは結婚式に参加したオフの日のキングボム兵だったからではないか?
そう私は考えた、だがボム兵たちは普段導火線に火がついたら動作が早くなるという焦り方をしている。
多分普段の時も本当に焦っているのだろう
そしてこのキングボム兵に関しては表情もある映像だったので胸が痛んだ。
これはどちらのボム兵に対しても言えることなのだが、本当は生きたいんだと思う。